慶應義塾大学SFC 池田靖史研究室では、気仙沼復興プロジェクトの一環として、8/11・12に気仙沼で開催された、「港けせんぬま復活祭」において、気仙沼小学校と南気仙沼小学校6年生62人と共に、さかなのアーチをつくるワークショップを開催しました。
木材には地元の気仙沼杉無垢板(t=12mm)を使用し、魚一枚一枚には、慶應大学の学生を中心に集めたメッセージが直接書かれています。
カツオとカツオをサンマが挟むように繋ぐ。そのサンマをサメが下から支える。魚の向きはどちらでもよく施工の自由度を持つ。しっかりとはめ込み繋ぎ続けることで、自然とアーチが出来上がる。
慶應義塾大学湘南藤沢キャンパスで開催される学園祭のひとつである「七夕祭」に参加し、実際にアーチを組み立てました。
アーチは直径3500mm,高さ1300mmの大きさです。
完成したアーチはまるで魚が泳いでいるように見えます。
夜はLEDライトをアーチに付けてライトアップしました。
私たちは、気仙沼の方々と協力しながら一つのアーチとして組み上げ、それを解体した後も、気仙沼全体にメッセージが広がるというストーリーを込めて製作しました。 アーチとしての形は残りませんが、このワークショップでの思い出が、地元気仙沼杉の肌触りと共に、漁港・気仙沼として復興していく過程での一つの思い出として残っていくことを願っています。