池田靖史研究室が、東日本大震災の復興支援として行った3プロジェクト、

「おさかなアーチ」、 「ばぶるドーム」 、「がらす玉ウォール」についてのまとめサイトを公開しました。

http://ikeda-lab.sfc.keio.ac.jp/Designfor3.11/

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これらのプロジェクトは、

池田靖史研究室がこれまで取り組んできた「情報技術による新しい建築、建築設計の形」という研究が、

どのように社会に貢献できるのかについてを、東日本大震災の復興支援という形で実践したものです。

12.05.31デジモクMTG(4)

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Amoeba「静」かに「動」く構造

学生BIM&デザインコンテスト2011 チャレンジング賞
コロキウム形態創生コンテスト2011 優秀賞

コンペ作品。「合理的に『変化する』かたちが造る建築」テーマで、歩道橋を設計。渋谷というめまぐるしい変化を続ける街の中心に、「静」かに「動」く構造による建築を提案した。

キーワード アルゴリズム コンピューテーショナルデザイン、コンペ

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慶應義塾大学SFC 池田靖史研究室では、気仙沼復興プロジェクトの一環として、8/11・12に気 仙沼で開催された、「港けせんぬま復活祭」において、気仙沼小学校と南気仙沼小学校6年生 62人と共に、さかなのアーチをつくるワークショップを開催しました。気仙沼港で水揚げされ る代表的な魚「かつお」「さんま」「さめ」の形に切った3種類の木板のピースを、釘やノリを一 切使わず、溝同士をかみ合わせて完成する設計になっています。子供でも簡単に持ち運べ、組 み立ての容易さと共に、簡単には崩れない構造的強度を持っています。木材には地元の気仙 沼杉無垢板を使用し、魚一枚一枚には、慶應大学の学生を中心に集めたメッセージが直接書 かれています。プロジェクトに賛同して下さった方からの寄付金を募って気仙沼杉を購入し、合 計1000枚もの魚を使って3つのアーチを完成させました。復興に向け、明日を担う子供達の心 が少しでも和らいでくれる事を願い、微力ながら活動をしています。

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新木場

民間都市開発推進機構からの助成をもとに、江東区新木場地域を対象とする大都市臨海部の水辺環境を活用した再生手法の研究を行っている。

 

これまでの都市臨海部の多くは、その利便性から主に産業の為に使われてきた。しかし近年の産業構造の変化に伴い、都市臨海部の水辺の役割が変化してきており、立地機能も多様化している。また、東日本大震災を通じて、水辺の防災についての人々の考え方も変化している。池田靖史研究室では、都市臨海部のあり方について江東区新木場を対象敷地とし、調査・提案してきた。新木場まちづくりガイドライン制定に向け、地権者、行政、学識者、民間企業を含めた勉強会を2005年から現在まで継続して行っている。

2011年度は、神戸ポートアイランドへ行き液状化被害からの復興についての視察を行った。またアムステルダム・ロッテルダム・ハンブルグへ渡航し、水辺の暮らしや防災対策についての視察調査を行った。

 

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キーワード:都市再生、親水空間、まちづくり

http://ikeda-lab.sfc.keio.ac.jp/algo/index.php にてアルゴリズム班の活動をまとめます。 コロキウムもDETもプログラミング勉強会も全部ここに集約するはずです。

既存建物の利用価値と耐震性の向上を促す総合的な再生手法の研究

 昨今、地球環境への負荷や居住環境の持続的な運営という観点から、既存建物をできるだけ有効に活用しながら、都市や地域の風景を美しく保ち、生活空間としての豊かさを創上げる技術が求められている。一方で既存建物の耐震性能に関しては、19951月に起きた兵庫県南部地震を教訓として施行されたいわゆる「耐震改修促進法」(199510月制定)や、その後の「改正耐震改修促進法」(20061月施行)の後押しにもかかわらず、耐震改修が果果しく進んでいない現状がある。これらの問題を解決するためには、二つの側面からの取組みが必要である。第一に、既存建物の利用価値の向上を促すための、用途変更を含んだ機能性や美観と、それによる建築空間の有効な活用等である。第二に、耐震性の向上を促すための、構造技術としての安全性、経済性、施工性等である。この両者が巧みに融合された時、建物の改修の可能性は大きく広がると考えられる。但し、この二つの側面からの取組みは相矛盾しやすい性質を帯びている。

 そこで、本研究は、建物やそれらで構成される都市空間の耐震性能を確保しつつ新たなデザインを施すことで、建物の経済価値・利用価値や都市空間の豊かさを高める方法、いわば建物の「再生手法」を広く社会に提示することを目的とした。具体的には、これまでの関連する研究成果や先行事例を横断的に検証した上で、複数の判断基準から総合的に高く評価される建物の再生手法を提示することである。

Coming Soon.

都市交通空間における集合的知性の創発とその応用

 

 デジタルコンテンツや情報サービスの設計においては、ユーザーの集合知を取り入れたデザイン方法が発展しつつあるが、現実の生活空間における環境やサービスの創造においては、依然として一部の生産者(設計者)と多数の消費者(利用者)という工業社会的モデルから脱却できていない。

 本研究は、都市交通空間において人々の空間認知と群衆的行動の関係にユビキタスなデジタル技術を介入させることで、リアルな空間で創発する集合知を生活環境やサービスの設計に組み込む方法を開発し、今後の都市設計や空間的サービスのマネジメント手法への応用の可能性を探る。我が国における都市形成の主要な要素であり、また様々な生活者の流動と滞留が融合して生じる鉄道駅空間を研究のフィールドに設定し、同空間における集合知の創発と自立分散協調的な群衆行動の喚起、またその結果を同空間のサービス向上へと還元していくための実地調査、システムや方法の検討、さらにサービスモデルのトライアルを実施する。特に初年度には、鉄道駅空間での空間的な情報提供と利用者の群衆行動の関係について調査を実施し、同時にWebやユビキタス技術を応用した群衆的行動創発のためのサービス開発について検討を行なう。都市交通空間における情報提供と群衆的行動との関係についての特性を把握することにより、交通空間での情報提供と群衆行動の組織化につながる、メディアと一体になった空間デザインの発展に資する有効な知見を獲得する。

 また本研究プロジェクトの推進方法や成果を順次公開することで、従来分野の壁によって対話や恊働が限定されてきた、都市空間設計、経済地理、メディアデザインを横断する研究の意義を示すことが期待できる。

環境共生都市における木質建材の循環利用拡大をめざす文化と技術の研究

 木材は古来より我が国の建築の主要材料であり、山林経営から燃料利用に至るまで、その循環と我々の生活文化は歴史的に深く結びついていた。近代になって都市化とともに防災上の観点などから、建築材料としての使用が制限されることとなり、木材技術のもつ社会・文化も徐々に失われてきている。しかしながら、地球規模の環境問題や、持続可能な環境共生社会への意識が高まりつつある現在、炭素を吸収保持している数少ない生物循環資源である木材と我々の都市社会の仕組みの関係は再度注目すべき観点である。

 本研究では江戸時代からの木材流通と木の文化を受け継ぐ江東区新木場に具体的なモデル建築物群を想定して、比較的高密度な都市部において木質建材の利用拡大をめざすために新たな空間のスタイルや利用に結びついた資源循環建築技術について研究する。環境共生技術から再構築する新たな都市の文化や景観の創造がその目的である。