慶應型共進化住宅(現行プロジェクト)

ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス(以下「ZEH」)は高い環境性能の建築構法と住宅設備の導入による次世代のライフスタイル提案であり、東日本大震災以降はエネルギーセキュリティの意味でも注目されている。
経済産業省資源エネルギー庁は、先進的な技術の開発と実証、標準化に係るZEHの普及を目指して「平成25年度住宅・ビルの革新的省エネ技術導入促進事業」の一環である「ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス標準化に係る調査・実証事業」を実施している。
この事業に対して、様々な環境分野の先端的研究をリードする慶應義塾大学SFC研究所は、環境ー文化再生デザイン・ラボを中心に、理工学部との連携による横断的な研究チームを立ち上げ、環境分野に注力する28社もの協力企業とコンソーシアムを結成して、質の高い暮らしを徹底した自然素材と地産エネルギーの利用で実現する総合的で革新的な提案をしました。それが、高度な情報技術を応用した2030年の住宅「慶應型共進化住宅」である。
・環境負荷の低減、健康維持・増進、快適で安全な社会生活の実現という3つの課題の高い次元での達成
・ライフスタイルと都市環境をインタラクティブに繋ぐ”共進化”住宅
・地球的な課題である環境問題の解決におけるアジア地域への貢献

慶應義塾大学/池田靖史研究室では、”DigiMoku(デジモク)”プロジェクトとして、エコな素材である木質建材にデジタル技術を活用するすることによるサステイナブルな木造構法を研究してきた。その成果を「慶應型共進化住宅」の開発と実験実証事業において展開している。産学共同研究チームの中で、池田靖史研究室では環境シミュレーション技術、パラメトリックな形態のデジタルファブリケーション技術、アルゴリズミックな組み立て技術などを合わせ、自然素材である木を利用した自然と人間が共生する都市環境や建築デザインを実現するコンピュテーショナルな手法を提案、及びその基本設計・実施設計を行った。

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