2008年度 奨励賞

大沼　雄一郎



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広島というと「原爆」のイメージを強く抱く人が多いだろう。これは、被爆建築という戦争の傷跡の残る広島市内の大学跡地に、平和を強く提唱できるような場所としてのコンサートホールと公園の計画である。平和記念にまつわる施設というと日常のシーンから離れがちであるが、この敷地はもともと市民の集う重要な広場であったため、この施設が日常生活の延長上に存在できるような空間になるよう考え、都市やランドスケープからシームレスにつながる建築とした。